フットセラピーとは

足は健康の要

最近の私達の生活はとても便利になりました。交通機関の発達で都会であれば鉄道が張り巡らされていて、次から次に電車が走っています。地方では家族一人に1台の車が普及している所もあります。昔であれば歩かなければ生活できない状態でしたが、今はほとんど歩かなくても生活できる様になり、とても便利な世の中になりました。しかし、私達の体の面から今の生活を見るとはたしてどうでしょうか。

▼足の筋肉の衰えが体の筋肉にも影響

足は第2の心臓と言われますが、歩くことなどによる足の筋肉収縮運動がポンプの働きをして心臓に血液を戻してくれるのです。足を使わなければ、充分にポンプの働きをしてくれません。歩かなくなり、足への刺激が充分に行われなくなった現在、全身の血液循環が悪くなっているのです。また、足を使わなければ当然、足の筋肉は衰えます。足の筋肉の衰えは腹筋や背筋の衰えにつながります。その為、内臓を支え切れなくなり、内臓が下垂してしまうのです。歩かないことが血液の循環を悪くし、内臓機能にも影響を与えているのです。

▼姿勢の悪さが肩こりや腰痛にひいては内臓にも影響

人間が二本足歩行を行うには抗重力筋が充分に強化されていなければなりません。足の筋肉の衰えは腹筋や背筋の衰えにつながります。若い人の体格が向上したにもかかわらず、姿勢の悪い人が急増しています。例えば頭部は頚椎やその周辺の筋肉が支えています。姿勢が悪いと周辺の筋肉だけで支える形になり、肩こりになります。腰周辺の筋肉の衰えが腰椎や椎間板に負荷をかけ腰痛の原因になります。姿勢が悪いと内臓への負担も避けられません。足を使わないことが姿勢を悪くし、肩や腰、内臓に大きく影響していることが分かります。

▼姿勢の悪さが呼吸にも影響

足と姿勢の関係は述べた通りです。この姿勢が呼吸にも大きく影響しています。若い人の呼吸が浅いと言われます。生れたての赤ん坊の時は腹式呼吸で深い呼吸だったのが、いつのまにか胸式呼吸になって浅い呼吸になっています。これは姿勢が悪くなり、横隔膜を充分に動かす呼吸ができなくなってきているからです。その為、充分に酸素を吸い込むことができません。胸式呼吸が酸素不足を引き起こし、呼吸の浅さが精神の安定に影響しています。足の状態が呼吸にも大きく影響しています。

▼歩くのが遅い、歩幅が狭い

昔、軍隊で歩調を取れと言う時の歩幅が75cmと言われています。最近の若い人の歩く早さがスローになったと言われます。普段の生活でほとんど歩かなくなり、足の筋力が落ちた為に歩幅が狭くなったことが原因です。歩幅を充分に取りながら力強く歩くにはそれ相当の脚力が必要ですし、二本足で歩行するためには抗重力筋の発達が不可欠です。筋力が落ち、歩幅が狭くなり、歩く速さが遅くなるだけでなく、すぐに地面に座り込んでしまう若者の姿はこれからの未来に暗い影を落とします。

▼足の変形が激増

私達は元々足を開放する履物をはいていました。それが靴を履くようになりいつも締め付けられた靴の中に足が置かれるようになりました。靴の本来の目的を理解しないまま、長時間靴の中に足を入れている人がほとんどです。その為、外反母趾、内反小指などの指の変形や魚の目、タコで悩んでいます。指の変形は内臓機能に大きな影響を与え、歩行にも影響します。歩行の乱れは膝痛や腰痛の原因にもなります。

▼若者に偏平足が急増

二本足で立てる様になり歩き出して徐々に足腰の筋肉もつき、しっかりと歩けるようになります。それにともない足の筋肉や靭帯が強化されます。その結果、体重の重さと重力に耐えるように土踏まずが形成されクッションの役割をするのです。ところが最近の子供達がゲームやパソコンで部屋の中で遊ぶことが多くなり、外で元気に遊ぶことが少なくなりました。その為、子供に偏平足が増え続けています。偏平足になると充分にクッションの役割をしてくれない為、疲れやすくなり、腰痛などの原因にもなります。子供の頃に自然の中で走り回ったりすることがとても大切です。

この内容は誇張してお話しをした訳ではありません。皆さんの回りを見てみると納得できることばかりだと思います。私達が足を使わないことがいかに体に悪い影響を与えているかが、お分かり頂けたことでしょう。かといって昔の様に歩くことも中々できません。このような時代だからこそ足からの健康管理法「足操術」が必要になってきました。「自分の健康は自分で守る」時代です。足操術でいつまでも若々しく活き活きとした人生を送りたいものです。

フットセラピー(足操術)の7つの特徴

① リフレクソロジーを活かした施術

セラピストの方はご存知の様に足には人間の身体が集約されて配置されています。触ったときに硬直やしこりがあれば、その反射区を押したり揉んだりすることで、反射区に関連する臓器の働きを高めたり、自然治癒力を高めようとする療法です。フットセラピーにおいても重要な施術のひとつです。

② 経絡理論や陰陽五行説に基づいた施術

私たちの体に氣を巡らしている経絡や氣ノ滞りの反応点であり、治療店である経穴を活用して体の不調の改善に役立ちます。フットセラピーでは特に足の末端にある井穴を活用し、体に与える影響を観察したり、内臓に関連する井穴を刺激することで内臓の強化につながります。
また、五行考え方を用いて観察に活用することができます。その人の体質に合ったアドバイスや負担のかかり易い臓器などを知り、施術やアドバイスに活かすことができます。

③ 運動生理学に基づく施術

筋肉反射や神経反射を利用して筋肉を緩めることができます。フットセラピーでは足首を回して足首の筋肉を緩めることで足全体の筋肉が緩むだけでなく、関連する筋肉が緩んできます。直接体をさわることなく、全身の筋肉が緩み脳の緊張も取れてくるのです。

④ 間脳調整を中心とした施術

最近は過剰なストレスで脳の緊張状態が続くことが多く、自律神経は交感神経優位の状態が続いています。この様な時にフットセラピーを受けると深いリラクゼーションを味わうことができます。自律神経は副交感神経の状態になります。
この自律神経の働きをコントロールしているのが間脳(特に視床下部)が正常に働き、ホルモンバランスをコントロールしている脳の下垂体も正常な働きをします。
脳と体を結ぶ情報を伝達ルートは神経とホルモンしかありません。この自律神経とホルモンバランスのメインコントローラである間脳を調整することが非常に重要になります。

⑤ 呼吸や姿勢を大切にした施術

フットセラピーはセラピストが施術をしながら自分の体の調整ができる様に施術が構成されており、施術を行う時の姿勢やゆったりとした深い呼吸を行うことでセラピスト自身の健康を守ることができます。
施術中の姿勢はセラピストに負担をかける場合が多く、フットセラピーではセラピストの体を守ることをとても重視しています。

⑥ 氣の交流を意識した施術

フットセラピーを通してお客様はもとより、夫婦や親子のコミュニケーションを図ることができます。足は無条件に気持ちが良く、セラピストと受者の間に心地の良い「氣の交流」が始まります。母親が子供に手をかざす時と同じ気持ちで素直に受者の足に触りましょう。
宇宙のエネルギーを自分の体が中継となって集めます。そのエネルギーを素直な気持ちで受者に送り続けるイメージで施術を行います。送れば送るほど宇宙のエネルギーが自分の体にみなぎってきます。受者との間に深い人間関係が出来上がります。

⑦ 暗示誘導法を用いた施術

私たちは過去の経験に左右されて生活していることが多くあります。特にマイナスの経験が自分を縛り付けていて、発想が常にマイナスになってしまう人がいます。自分では何とかしたいと思いながら苦しんでいます。暗示誘導法はこの様な時に力を発揮します。深いリラックスした状態の時は暗示効果が高まります。プラスの暗示誘導を行うことで、内面的な強化や矯正を行うことができます。

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本山硯士の円心五法の真髄 日本フットセラピスト協会公式ブログ
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